名古屋国際女子マラソン [野球じゃないけど]
シドニーオリンピックの選考レース、8年前の名古屋国際女子マラソンの時も
ダンナは張り切って出かけていきました。
「高橋尚子を撮る!」
その高橋尚子の走る勇姿の写真で
随分、「どうだ~~良く撮れただろう」と自慢されました(笑)
その上 高橋はオリンピックで金っ!
ダンナは自分が金メダルを勝ち取ったような(笑)気分だったようです。
そして今年もずいぶん前から張り切ってました。
「高橋尚子を撮りにいくぞ!」
「なんでそんなに高橋、高橋なんだ?」と思いつつも
私も今日はついて行くことにしたのですが
家を出るときにはすでに高橋尚子は先頭集団から大きく後れを取っていました。
マラソンの沿道での応援ってあっけないものです。
本当に選手達はあっという間に目の前を通り過ぎる。
でもテレビでは分からないものを感じられます。
トップとその後の選手の間にえもいわれぬ長い時間。
それが明確な勝負の差となって横たわっていること…。
トップ集団が目の前を通過してから高橋尚子を待つまでの
長い長い時間…。
彼女はもう悲痛な表情などしていませんでした。
「Qちゃんがんばれっ!」
うーん、もう、いいや。恥ずかしくなんかない。
私が彼女に送った最初でそしておそらく最後の声援。
なんだろなぁ。ダンナじゃないけどあの走る姿には
何かエールを送りたくなる。
家に帰ると、ちょうど、新星中村友梨香選手が瑞穂競技場へ帰ってくるところでした。
あぁ、若い選手がまた台頭してくる。
世代交代か…
放送終了時、高橋尚子はまだ瑞穂競技場のコースにも
入っていませんでした。
新しい時代がまた人を後ろへ追いやり、追い越していく…
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